3. 品種「亀ノ尾」
亀ノ尾を創った阿部亀治翁
その阿部家で約130年、受け継がれてきた種籾
明治26年の山形県。大冷害で不稔の年。それでも穂をつけた1本の稲から大事に育てられ、年月をかけて品種として固定されたのが「亀ノ尾」。試験場で人工的に品種改良される前の、つまりは米の在来種。
明治時代後半には秋田県で作付面積が1位となる大人気の品種でしたが、栽培が難しい亀ノ尾は品種改良後の育てやすく収量が多い品種に完敗し、表舞台から退くこととなる。
しかし、その良食味は後継種に引き継がれ、コシヒカリやササニシキ、あきたこまちやつや姫などが亀ノ尾のDNAを受け継いでいます。つまり、亀ノ尾は現在の美味しい米のご先祖さま。
一燈で使う亀ノ尾は、阿部亀治翁以来、山形・庄内の阿部家によって先祖代々育て受け継がれてきた種モミを直接お預かりしてきた貴重なもの。